
整形外科
整形外科
など
加齢やけがに伴い関節の軟骨や骨の欠損や変性を来たす疾患です。60歳以上の女性に多く予防的な治療が大事となってきます。初期の症状に対しては、サポーターや運動療法、免荷などにて経過観察を行います。
症状や病状の進行があれば、関節内注射や装具療法などが適応となってきます。近年では日本でも自己の細胞から抽出した幹細胞の移植療法なども施行され始めております。
改善が乏しく、進行が高度となった場合は手術加療の適応となる場合があり、必要に応じて対応可能な病院への紹介を勧めさせていただきます。
膝や股関節の痛みが気になる方は、ご相談ください。
骨粗鬆症とは骨量(骨密度)が減少し、骨強度が低下した状態であり、骨折しやすくなる病気です。
骨折を起こすと寝たきりや認知症などの原因となり、今後の体の状態などにも影響を及ぼします。
骨は常に古い骨を壊す作用と新しく骨を作る作用が繰り返されて維持されています。しかし加齢や女性ホルモンの減少、カルシウム不足などでこの骨代謝が不安定になり、失われた骨量を十分に回復することができなくなると骨量減少が始まり、骨粗鬆症につながります。
骨折予防の観点から定期的に採血や骨密度の測定で現在の状態を見極め、予防的に治療していくことが重要です。
当院では骨粗鬆症学会認定医が骨粗鬆症に対する相談・適切な治療法の選択などを提案させていただきます。
現在では骨粗鬆症の治療法は多岐にわたり、個人の病状によって複数の治療法が選択が可能な時代となりました。
近年のガイドラインの改定で、重症骨粗鬆症の方や骨折リスクの高い方は骨形成の促進薬(骨を作る薬剤)の初期から使用することが推奨されております。
当院でも様々な薬剤の使用が可能となっておりますので、ご相談ください。
骨粗鬆症は単独では症状がなく、見た目や症状から判断はしにくい病気ですが、女性の大半が罹患する病気であり進行予防が可能な疾患です。
定期的な検査などご検討ください。
中年以降、特に50歳代に多く見られます。
関節を構成する骨、軟骨、靭帯や腱などが老化して肩関節の周囲に炎症が起きることが主な原因と考えられています。
急性期にはまず安静を計り、消炎鎮痛剤の内服、肩への注射が有効です。急性期が過ぎてから温熱療法、また拘縮予防や筋肉を強化する為の運動療法を行います。
腰痛は、男性では1番目、女性でも肩こりに次いで2番目に訴えの多い症状です。腰は、腰椎と呼ばれる5つの骨がブロックのように積み上げられて構成されています。腰痛の多くは、腰椎に負担がかかったり障害が起きたりすることで発症しますが、その他にもさまざまな要因が腰痛の発症に関係しています。
3ヵ月以上続く腰痛を慢性腰痛といいますが、その中で原因がはっきりしない腰痛を非特異的腰痛といいます。不安や鬱、社会的要因である仕事や家庭のストレスが絡んで痛みを脳で感じてしまうこともあります。
要因や原因が多く存在する症状のため、まずはお気軽にご相談ください。
重いものを持ったり、急な動作によって突然腰に痛みが走ったり、場合によっては動けなくなってしまう病気です。
たいていは、発症直後にほとんど動けない場合が多いので、自宅で横になって安静にします。
少しでも動けるようになったら、痛みを軽減するために消炎鎮痛剤の使用や、腰部の筋肉内へのブロック注射や電気治療、コルセットや温熱療法などを行います。
背骨の骨と骨の間にクッションと関節の働きをする椎間板があります。
これが後方へはみ出て神経を圧迫して炎症を起こし、腰痛や坐骨神経痛である下肢痛を生じる病気です。部位は第4腰椎と第5腰椎間に最も多く、その次に第5腰椎と仙椎間に多く見られます。
一般的に最初の痛みの強い時は腰に負担をかけないようにします。薬物療法やブロック注射、コルセット、リハビリ等の保存的治療で軽くなることもありますが、効果がみられず麻痺や排尿障害、強い痛みが長く続き日常生活に支障が出る場合にはまれに手術が必要な場合があります。